- 「記事を書いたけど、キーワードってどこに入れればいいの?」
- 「そもそもキーワードってどうやって選ぶのが正解?」
SEO対策に必要不可欠な『キーワード』。
適切に使うことで、検索エンジンにもユーザーにも評価される記事を作れます。
今回は、ネット集客のCypherが、キーワード選定から、効果的な入れ方、そして注意点までを分かりやすく解説します。
SEO初心者の方、ブログを始めたばかりの方は、ぜひ参考にしてください。
SEO対策は「キーワード選定」から始まる
キーワードは、ユーザーと検索エンジンに「この記事が何について書かれているか」を伝える重要な役割を果たします。
そのため、記事を書く前に「どんなキーワードでユーザーにたどり着いてほしいか」を明確にすることが最も重要です。
以下の5つの手順で、キーワードを選定しましょう。
記事のテーマ(メインキーワード)を決める
まずは、発信するテーマを決めます。
選定には、
- 自社サービスから考える
- ターゲットのニーズから考える(どんな人に読んでほしいのか?)
などの方法が挙げられます。
【パーソナルジムが発信する場合のメインキーワード例】
- パーソナルジム
- パーソナルトレーニング
- ダイエット
- 筋トレ
関連キーワードを探す
次に、メインキーワードに関連する言葉を調査します。
たとえば、『パーソナルジム+〇〇』の〇〇が関連するキーワードにあたる部分です。
【探し方】
- サジェスト・関連キーワードを確認する
- ラッコキーワードなどの調査ツールで検索する
- ユーザーが検索しそうなキーワードを自分で考えてみる
- SNSやQ&Aサイトを参考に考える
【例】
- パーソナルジム+(地域名)
- パーソナルジム+女性専用
- パーソナルジム+ダイエット
検索ボリュームを調査する
検索ボリュームはキーワードの需要のことで、キーワードがどれくらいの回数検索されているかを示しています。
検索ボリュームが高いキーワードは多くの人が検索する一方、競争も激しいです。
対して、低いキーワードは検索する人が少ないものの、ニーズがはっきりしているのでコンバージョン(問い合わせ・購入)につながりやすいケースがあります。
なお、検索ボリュームはあくまで参考です。
たとえ検索ボリュームが低くても、自社やユーザーとって必要だと思ったら、そのキーワードで記事を作成してみましょう。
≪検索ボリュームごとに分類されたキーワードの呼称≫
呼称 | 検索回数 | 特徴 | 例 |
ロングテールキーワード | 月間100〜1,000回 | 検索数は少ないが、ニーズが明確で、初心者でも上位表示を狙いやすい。 | 【パーソナルジム 女性 ダイエット】 【ダイエット ジム 安い】 【ダイエット 痩せる食事】 |
ミドルキーワード | 月間1,000~10,000回 | ロングテールより競争率が高いが、上位表示できれば、アクセス増加が期待できる。 | 【パーソナルジム 東京】 【筋トレ 初心者 メニュー】 【女性専用 ジム】 |
ビッグキーワード | 月間検索ボリューム10,000回以上 | 検索数が多い分、競争が激しく、上位表示は難しい。 | 【パーソナルジム】 【ダイエット】 【筋トレ】 |
競合サイトを調査する
候補となるキーワードを抜き出したら、そのキーワードで実際に検索してみましょう。
検索上位のサイトを調査して、「このキーワードで勝てそうか?」を判断します。
大手企業や公的機関が上位を占めているキーワードは避けた方が良いでしょう。
キーワードを決定して執筆開始
以上の手順でキーワードを決定したら、いよいよ記事の作成に取り掛かります。
始めはとにかく記事作成を繰り返して、感覚を掴んでいくことが大切です。
キーワード選定におすすめの調査ツール5選
キーワード選定によく活用されている便利なツール5選を紹介します。
Google広告キーワードプランナー
Googleが提供する無料のツールで、
- 関連キーワード
- 検索ボリューム(広告を出稿していない場合は曖昧なボリュームを表示)
を調査できます。
ラッコキーワード
日本語のキーワードリサーチに特化したツールで、無料でも十分に活用できます。
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
などを簡単に見つけることができます。
見出し抽出などの機能もあり、コンテンツ作成のサポートにも役立つでしょう。
atamakijake
aramakijake(アラマキジャケ)は、キーワード検索数を無料で簡単に調査できるツールです。
- 検索ボリューム
- 競合検索数予測
競合検索数予測では、競合サイトのURLとキーワードをチェックすると、そのキーワードにおける競合サイトの「月間推定検索数」「月間検索アクセス予測数」「現在の順位」を調査できます。
KeywordTool
- 関連キーワード
- 検索ボリューム
- トレンド調査
- 検索順位
- 流入キーワード分析
などが調査できるツールです。無料版でできることは限られますが、有料版を使うことであらゆる調査を素早く行えます。
Google以外にもYouTubeやBingなど複数のプラットフォームでのキーワード調査が可能です。
Ubersuggest
SEO対策専門家のNeilPatelが提供するツールで、
- 関連キーワード
- 検索ボリューム
- 競争レベル
- SEO難易度
- 流入クエリ
などを総合的に分析できます。
無料版(機能制限あり)でも十分な情報が得られますが、やや見づらいのが難点です。
選んだキーワードをどこに入れる?正しい入れ方を把握しよう

記事作成にあたり、選んだキーワードを設定する箇所は複数あります。
キーワードを入れるべき場所で、重要度が高い順にご紹介しましょう。
①タイトルタグ
タイトルは、ユーザーが検索結果で最初に目にする部分です。
ここにキーワードを入れることで、ユーザーは「この記事に自分が探している情報がある」と判断し、クリックしやすくなります。
検索エンジンも、タイトルタグを参考にページの内容を判断するため、SEO対策としても必須のポイントです。
≪POINT≫
タイトルの前半にキーワードを含めると、よりユーザーの目に留まりやすくなります。
②見出しタグ(h1・h2)
見出しタグ)は、記事の内容をクローラーとユーザーに示す重要な役割を担っています。
見出しにキーワードを入れることで、検索エンジンは記事のテーマを理解しやすくなり、ユーザーにとっても読みやすい構成になります。
≪POINT≫
記事の顔となるh1タグにはタイトルと同じテキストを、h2タグには自然な形でキーワードを含めましょう。
③メタディスクリプション
メタディスクリプションは、検索結果に表示される記事の概要文です。
ここにキーワードを含めると、キーワードが太字で表示され、ユーザーの興味を引きやすくなります。
≪POINT≫
メタディスクリプションの文字数の目安は80~100文字程度です。
④導入文
導入文は記事の冒頭、見出しや目次の前にある文章です。読者が記事を読み進めるかどうかを判断する重要な部分でもあります。
読者が抱えている悩みを提示し、その解決策として記事の内容を示すことで、記事を読むモチベーションを高めます。
ここにキーワードを自然な形で含めましょう。
5.本文
本文には、ユーザーの検索意図に沿った情報を分かりやすく、自然な文章で書けば、キーワードは自然と含まれます。
≪注意≫
キーワードの出現率を意識しすぎると、不自然な文章になりがちです。Googleのアルゴリズムは文脈を理解できるため、無理にキーワードを詰め込む必要はありません。
キーワードを入れる際の注意点

キーワードはむやみやたらに入れればいいわけではありません。
意識し過ぎると、検索エンジンからスパムとみなされ、ペナルティを受ける可能性があります。
以下の3点を意識して、ユーザーファーストなコンテンツ作成を心がけましょう。
- 乱用しない
キーワードを不自然に繰り返すと、スパムとみなされ、ペナルティを受ける可能性があります。 - 不自然な文章は避ける
「ユーザーにとって読みやすい文章」が最も大切です。 - 無理して入れない
不自然な文章になるくらいなら、無理にキーワードを含める必要はありません。
まとめ
SEO対策において、キーワードの選定と正しい入れ方は非常に重要なポイント。
- 【キーワード選定の手順】
記事のテーマを決め、関連キーワード、検索ボリューム、競合を調査する。 - 【キーワードを入れる場所】
重要度が高い順に、タイトルタグ、見出しタグ(h1・h2)、メタディスクリプション、導入文、本文。
これらのポイントを意識して、まずは記事を書いてみましょう。
数をこなしていくうちに、自然と感覚がつかめてきます。
ホームページ制作に関してまずはお気軽にご相談ください
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