- 「LPの集客効果を上げて、もっと売上を伸ばしたい」
- 「LPって本当にSEO対策に弱いの?」
- 「SEOに強いLPを作るにはどうすればいい?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
ランディングページ(LP)は、Webマーケティングにおいて重要であり、効果的なLPは顧客獲得のカギとなります。
しかし、LPには種類があり、それぞれの特徴を知っておかないと、効果的な集客はできません。
そこで今回は、LPの目的から効果的なSEO対策までを、ネット集客のCypherが解説します。
ランディングページ(LP)の目的とは?
ランディングページ(LP)とは、特定の目的を持って訪問者を誘導するためのWebページのことで、商品やサービスの購入・資料請求・問い合わせなどのコンバージョン達成を目指します。
LPはユーザーに対して明確なメッセージを伝え、行動を促すためのページとして設計されます。
なぜLPはSEO対策に弱いと言われるのか?

LPには、「1ページ完結型」と「サイト一体型」の2種類があります。
一般的に「LPはSEOに弱い」と言われるのは、1ページ完結型LPのことです。
なぜなら、このタイプは成約率(CVR)を高めることに特化して設計されており、簡潔でわかりやすい構成になっているからです。
いったいどういうことなのか?その理由は主に以下の3つです。
テキスト量が少ない
1ページ完結型LPは目標達成(行動喚起)に特化しており、情報量を絞り込んでターゲットへ明確なメッセージを伝えることが目的。
訴求力を高めるために画像や動画を多用するため、一般的なコンテンツよりテキスト量が少なくなります。
SEOにおいてはコンテンツの量と質を評価する傾向にあるため、テキスト量が少ないと評価が低くなりがちです。
ページ数が少ない
サイト内のページが1つしかないため、検索エンジンがユーザーの幅広い検索意図を満たす情報を提供できていないと判断し、評価されにくくなります。
たとえば、ページ数が多ければ、情報を豊富に提供でき、サイト内の回遊率や滞在時間も増えてSEO評価も得やすくなります。
ところが、成約率を高めることに特化した1ページ完結型LPは、その簡潔な構成から、ユーザーのニーズに対応できていないと判断されてしまいがちです。
被リンクを獲得しづらい
外部サイトに自社サイトのリンクが設置されることを『被リンク』といい、SEOにおいて重要な対策ポイントの1つでもあります。
被リンク獲得の自然な流れは、「自社サイトの情報を有用だと判断した外部サイトの管理者がリンクを設置する」です。
しかし、1ページ完結型LPには、他のサイトが「参考にしたい」「紹介したい」と思えるようなコンテンツが少ないため、被リンクを獲得するのが難しいのです。
SEOに強いLPは「サイト一体型」
では、どうすればLPでSEO集客ができるのか?
その答えは、サイト一体型LPの活用です。
サイト一体型LPは、複数のページで構成されており、以下4つの理由からSEO対策に有利になります。
情報量が多い
サイト一体型LPは、下層ページ(商品詳細やブログ記事など)を設けているため、情報量が豊富になり、検索エンジンに評価されやすくなります。
長期運用により評価が蓄積される
LPはABテストを行ったうえで運用されるので、運営歴が短くなりがち。検索エンジンは、運営歴の浅いサイトを評価しづらい傾向にあり、SEOでは不利になります。
一方、サイト一体型LPならサイトの一部として運用されるので、継続的な評価が蓄積され、SEO対策に有利に働くのです。
広告と自然検索の両方からの流入が見込める
広告による短期的な集客と、SEO対策による長期的な集客の両方を合わせることで、アクセス数のさらなる増加が見込めます。
アクセスが増えれば、それだけ成約率アップも期待できます。
サイト全体の集客力を利用できる
サイトに質の高いブログ記事などのコンテンツを増やすことで、被リンクを獲得するチャンスが増えます。
また、ブログ記事などに内部リンクを設置することで、ユーザーをLPに誘導することもでき、サイト全体の集客力を利用できます。
LPの効果を上げるための5つのSEO対策

サイト一体型LPで成果を出すには、Webサイト全体の評価を上げていくための対策が必要です。具体的な対策ポイントを5つ紹介しましょう。
良質なコンテンツを増やしてユーザーの満足度を高める
集客力を高めるには、ユーザーの検索意図に沿った、価値ある記事コンテンツを作成することが欠かせません。
- 検索意図を満たす情報
- 専門性が高く、信頼できる情報
- 読みやすく、わかりやすい文章
- 常に最新の情報に更新する
これらの点を意識して、良質なコンテンツを増やしていきましょう。
CVへの導線(CTA)を用意する
ただ良質なコンテンツを提供して終わりではありません。
ユーザーに行動(購買・問い合わせなど)を促すためのCVへの導線(CTA)を、適切な場所に設置しましょう。
≪CTA設置のコツ≫
- 目立つように設置する
- シンプルな言葉でわかりやすく
- ユーザーの行動に合わせて設置する
- A/Bテストで最適化
≪設置場所の例≫
- ヘッダー:常に表示される場所に置いて認知度を高める
- コンテンツ内:ユーザーの興味関心に合わせたタイミングで設置(最後まで読んでもらえるとは限らないため)
- フッター:最後まで読んだユーザーを逃さないように設置
適切な内部リンクを設置する
関連性の高いページ同士を内部リンクでつなぐことで、検索エンジンがサイト内をスムーズに巡回できるようになります。
また、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなり、滞在時間が長くなるため、サイト全体の評価向上につながります。
特に、サイト一体型LPの場合、複数の商品やサービスを紹介するケースも多いので、内部リンクを使って適切なページに誘導することが重要です。
質の良い被リンクを獲得する(外部対策)
前述した通り、他のサイトから被リンクを獲得することで、サイトの信頼性も向上します。質の良い被リンクを得るには、高品質なコンテンツを提供することが最も重要です。
また、コンテンツを公開したらSNSで積極的に情報発信することも効果的です。多くの人の目に触れる機会を増やし、被リンク獲得のチャンスを増やしましょう。
≪注意≫
短期間で不自然な被リンクを獲得(業者に依頼して大量の被リンクを獲得する等)といった行為はペナルティを受ける可能性が高く、逆効果となるおそれがあります。注意しましょう。
MFI(モバイルファーストインデックス)を意識する
Googleは、スマホ版のサイトを優先的に評価するMFI(モバイルファーストインデックス)を導入しており、サイト一体型LPにおいてもMFIを意識した設計が必要です。
≪MFI対応のポイント≫
- ≪レスポンシブデザインの採用≫
モバイル端末の画面サイズに合わせて自動的にレイアウトが調整されるデザインのこと。 - ≪読み込み速度を速くする≫
画像の圧縮や不要なJavaScriptの削減などにより、読み込み速度を向上させてユーザー体験を向上させる。 - ≪タッチ操作に最適化する≫
ボタンやリンクの大きさを調整するなど、タッチ操作しやすいように設計する。
LP改善施策(LPO)で成約率を向上させる
LPやコンテンツは、継続的に効果を測定して改善を続けることで成果につながります。
5つのLP改善施策について説明しましょう。
流入キーワードを確認してSEO対策に役立てる
Google Search Consoleで、どんなキーワードでユーザーがサイトに来ているかを分析します。そして、その流入キーワードに合わせて、コンテンツやLPの訴求内容を改善しましょう。
≪流入キーワードを確認した後の施策例≫
- コンテンツの見直し
⇒流入キーワードに関連するコンテンツを作成・修正 - LPの改善
⇒流入キーワードに合わせた訴求内容・CTAを設置 - 広告の運用に活かす
⇒流入キーワードをターゲットにした広告を配信することで集客を強化
ユーザー行動を解析してCVR向上を目指す
ヒートマップツールなどを使って、「ユーザーがどこを読んでいるか」「どこで離脱しているか」を把握します。
このデータをもとに、CV導線の配置を見直したり、離脱のボトルネックを解消したりすることで、CVR向上を目指せます。
ヒートマップツールを導入しよう
ヒートマップツールは、サイト全体の動きを分析できるGoogleアナリティクスとは違い、そのページ内での細かいユーザー行動を解析できます。
以下の表に、初心者にもおすすめの無料利用が可能なヒートマップツールを簡単にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ツール名 | 公式サイト | 特徴 | 無料プランのPV数制限 |
Clarity | https://clarity.microsoft.com/lang/ja-jp | ・マイクロソフト提供の完全無料ツール ・シンプルで使いやすい ・期間指定解析 | 無制限 |
Ptengine | https://www.ptengine.jp/ | ・圧倒的な使いやすさ ・多彩なヒートマップ機能 ・A/Bテスト機能搭載 ・充実した無料プラン | 3,000PV/月 |
ミエルカヒートマップ | https://mieru-ca.com/heatmap/ | ・見やすく使いやすい ・競合広告の分析機能(プランによって利用回数が異なる) ・充実した無料プラン | 3,000PV/月 |
まとめ
LPでSEO集客を成功させるには、サイト一体型LPを運用し、ユーザーに価値ある情報を提供し続けることが大切です。
- 良質なコンテンツを増やす
- 適切なCV導線を設置する
- 内部リンクや被リンクを意識する
- モバイル対応を徹底する
これらの対策は、効果が出るまでに時間がかかるかもしれません。
しかし、継続的に取り組むことで、LPは自社の継続的な集客を可能にする強力な武器になります。
Cypherでは、売上アップにつながるLP作成を代行いたします。
また、LP効果測定とアップデートを行っていくための解析ツールの設定から分析、広告運用の代行も可能です。
LPを制作したものの、集客に苦戦していると言う方は、ぜひネット集客のCypherにご相談ください。
LP作成に関してまずはお気軽にご相談ください
「新規集客用のLPを作成したい」「LP作成の費用は?」など、
何でもお気軽にご相談ください!
コメント