SEOとパーマリンクの関係とは?設定方法と決め方3つのルール

  • 「パーマリンクって何?SEOに関係あるの?」
  • 「サイト制作の初期設定で、何に気をつければいい?」
  • 「一度設定したパーマリンクは、後から変更しても大丈夫?」

Webサイト制作やSEO対策を学ぶ上で、必ず出会うのが「パーマリンク」という言葉です。

パーマリンクはSEOに直接影響しませんが、間接的な影響があるため、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても、理解しやすいものに設定することが重要です。

今回は、ネット集客のCypherが、SEO対策とパーマリンク設定の関係について解説します。

パーマリンクはWebページの「住所」

パーマリンクとは、Webサイトのページそれぞれに割り当てられた、恒久的な『住所』だと考えてください。URLの一部であり、「固定リンク」とも呼ばれます。

「住所」が途中で変わると郵便物が届かなくなるのと同じように、Webの世界でもパーマリンクを後から変更すると、さまざまな問題が起こります。

だからこそ、ページを公開する前の最初の段階で、正しく決めることが重要です。

SEOに直接影響しないのに重要視される2つの理由

パーマリンクはSEOランキングに直接影響するのか気になる方も多いでしょう。
Googleの公式見解によれば、パーマリンクの構造自体が直接的に検索順位を上下させることはありません。

しかし、以下の2つの点で、間接的に、かつ重要な影響を及ぼします。

ユーザーの利便性(クリック率)が向上する

下の2つのURLのうち、あなたが安心してクリックできるのはどちらでしょうか?

  1. https://www.example.site/?p=123
  2. https://www.example.site/seo-permalink

後者の方が、ページの内容を直感的に理解でき、信頼感が持てますよね。
複雑だったり、意味不明だったりするパーマリンクは一見怪しく、クリック率を下げる可能性もあります。

検索エンジンの理解度(クローラビリティ)が高まる

複雑で意味不明なパーマリンクは、検索エンジン(クローラー)が内容を理解する妨げになることがあります。

クローラーがサイトの情報を正しく認識できなければ、検索結果に正しく表示されなくなる可能性があるのです。

したがって、パーマリンクの適切な設定は、サイト全体の信頼性と評価に影響する重要な要素と言えます。

パーマリンクの決め方は3つのルールを押さえればOK

では、どのようなパーマリンクが理想的なのでしょうか?
以下の3つのルールを覚えておけば、まず間違いありません。

  1. ≪シンプルで短い英単語にする≫
    日本語はURL内で文字化け(エンコード)され、長くて意味不明な文字列になってしまいます。誰が見ても分かりやすい、シンプルな英単語で設定しましょう。
  2. ≪ページ内容と関連性を持たせる≫
    そのページに何が書かれているかを表すキーワードを含めましょう。例えば、「SEO対策の無料ツール」に関するページなら「~/seo-free-tool」のように設定すればOK。
  3. ≪単語間はハイフン(-)でつなぐ≫
    Googleは、単語の区切り文字としてアンダースコア(_)ではなく、ハイフン(-)の使用を推奨しています。

参考:GoogleにおけるURL構造のベストプラクティス

WordPressでパーマリンク設定する手順を解説

まずは管理画面の設定メニューから「設定」をクリックします。

「パーマリンク構造」の「カスタム構造」をチェックして「変更を保存」をクリックします。
これで任意の文字列を設定できるようになりました。

記事投稿管理画面の「投稿」より「リンク」をクリックして任意の文字列に設定します。

以上がパーマリンクの設定手順になります。

パーマリンクは後から変更しないこと

パーマリンク設定で最も重要なことは、基本的に『一度決めたら、二度と変更しない』ということです。

変更してしまうと、次の4つのデメリットが生じるからです。

SEO評価がリセットされる

URLが変わると、検索エンジンは「新しい別のページ」と認識します。そのため、そのページが今まで獲得してきた検索順位や評価は、全てリセットされてしまいます。

SNSでのシェア数もリセットされてしまう

FacebookやX(旧Twitter)など、SNSでシェアされた際の「いいね!」やシェア数といったエンゲージメントデータが、パーマリンク変更によってリセットされてしまい、ゼロからのスタートになってしまいます。

外部サイトからの被リンクが無効になる

他のサイトから自社ウェブサイトのページに貼られたリンク(被リンクと言います)は、SEO評価を高める重要な資産です。

URLが変われば、これらのリンクは全てリンク切れとなり、SEO評価の損失につながります。

内部リンク切れが起きる

サイト内の他のページへリンクが貼られている場合、内部リンク切れが発生します。

リンク切れは快適なユーザー体験を損ねるため、サイトの離脱につながるおそれがあるだけでなく、クローラーの巡回効率の低下にもつながります。

【対処法】後から変更する場合はリダイレクト設定を行おう

やむを得ずパーマリンクを変更する場合は、リダイレクト設定を行いましょう。

リダイレクト設定をすれば、変更前のURLにアクセスがあった場合でも新しいURLに転送できるため、SEO評価への影響も最小限に抑えられます。

WordPressを使っている場合、「Redirection」というプラグインを使用すれば、簡単に設定できます。

とはいえ、パーマリンクは一度設定したら変更しないことが理想です。
どうしても変更する必要がある場合に限り、検討しましょう。

≪今まで設定していなかった分は変更すべき?≫

基本的に変更は避けたほうがいいですが、以下のような場合は変更を検討しましょう。

  • 現在のパーマリンクが「?p=123」のように意味不明で、今後SEO上どうしても不利になると判断される場合
  • ブランディング上どうしても特定のキーワードを含めたいような場合

ただし、リダイレクト設定は忘れずに行いましょう。

まとめ

今回の記事の要点をまとめましょう。

  • パーマリンクはWebページの住所のようなもの。ユーザーやクローラーにとっての「わかりやすさ」に関わるため、SEOに間接的に影響します。
  • パーマリンクの決め方は「短く、分かりやすい英単語をハイフンでつなぐ」のが基本ルールです。
  • 最も重要なのは「一度決めたら変更しない」こと。後から変更すると生じるデメリットについて把握しておきましょう。
  • やむを得ず変更する場合は、リダイレクト設定を忘れずに。

パーマリンク設定について、疑問は解消したでしょうか?

他にも間違ったSEO対策をしていないか不安な方は、ぜひネット集客のCypherにご相談ください。

後々「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、パーマリンクはもちろん、サイト全体の構造や将来的な事業の拡張性まで見据えて、最適な初期設定を行います。まずは無料相談にて、お気軽にお問合せください。

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