- 「SEOでよく聞く検索キーワードって、具体的に何のこと?」
- 「自社の集客に繋がるキーワードはどうやって選べばいい?」
Web集客の重要性を理解し、SEOについて学び始めた方が、必ず向き合うことになるのが『検索キーワード』。キーワード選定は、Web集客戦略の根幹をなす非常に重要な工程です。
そこで今回は、ネット集客のCypherが、SEO対策における検索キーワードの重要性から、集客につながる具体的な選び方までわかりやすく解説します。
そもそも検索キーワードとは?Webサイトの“コンパス”です
SEO対策における検索キーワードとは、簡単に言うと、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで何かを調べる時に使う言葉のことです。
たとえば、
- 葛飾区の整骨院を探す時には『葛飾区 整骨院』
- 押上周辺のパーソナルジムを探す時には『押上 パーソナルジム』
- SEOにおける検索キーワードの意味が知りたい時は『SEO キーワードとは』
といった言葉が検索キーワードになります。
キーワードは、インターネットという情報の大海原を航海している自社の未来のお客さまを、目的地(自社サービス)に的確に導くための『コンパス』のようなもの。
正しくコンパス(キーワード)を設定できれば、効果的に見込み客を集めることができるのです。
【重要】キーワード選定は自社HPへの交通手段
多くの方がキーワード選定を「ブログ記事のテーマ決め」だと考えていますが、それは本質の一部分に過ぎません。
キーワード選定とは、「どんなお客さま(ターゲット)に、どんな目的で来てほしいか」を考える、自社ホームページ(以下:HP)への『交通手段』なのです。
そして当然ですが、どんなに便利な交通手段があっても、そもそもお客さまをお招きするための、目的地(HP)そのものがなければ、ビジネスは始まりません。
キーワード選定という「交通手段の確保」と、HPという「目的地の建築」。
この2つは常にセットで考える、という視点をまず持つことが非常に重要です。
実践!集客に繋がるキーワードの選び方【4ステップ】

それでは、Webサイトの設計図となるキーワードを選ぶための、具体的な4つのステップをご紹介します。
①ページのテーマとなるメインキーワードを選ぶ
まずは、自社のサービスや、ターゲットとなる顧客がどんな言葉で検索するかを基に、Webサイトで作成するページのテーマとなる「メインキーワード」を考えます。
たとえば、パーソナルジムであれば「パーソナルジム」、美容院であれば「美容院」などが考えられます。
②関連キーワードを洗い出す
次に、メインキーワードと関連性の高いキーワードを探します。
≪例≫
エリア・地域に関連するキーワード | 「パーソナルジム 押上」 「〇〇区 パーソナルジム」 |
目的・悩みに関連するキーワード | 「パーソナルジム 産後ダイエット」 「パーソナルジム 姿勢改善」 |
サービス内容や特徴に関連するキーワード | 「パーソナルジム 食事指導」 「パーソナルジム 女性専用」 |
このように、より具体的なキーワードを組み合わせます。
これらは、ユーザーの具体的な悩みを示しており、非常に重要です。
関連キーワードの探し方は、
- 検索窓に表示されるもの
- 検索結果の「他の人はこちらも検索」に表示されるもの
- 無料ツール「ラッコキーワード」など
で簡単に見つけることができます。
③キーワードの需要(検索ボリューム)を調べる
そのキーワードが、月にどれくらい検索されているか(=検索ボリューム)を調査します。ボリュームによって、キーワードは大きく3種類に分けられます。
種類 | 月間検索ボリューム | 特徴 |
ビッグキーワード | 10,000回以上 | 多くの流入が見込めるが、競合が強く上位表示は非常に困難。 (例:ダイエット) |
ミドルキーワード | 1,000~10,000回 | 適切に対策すれば上位表示が狙える。 (例:ダイエット健康) |
スモールキーワード | 100~1,000回 | 競争は少ない分、流入も少ないが、悩みや目的が明確なため、成約につながりやすい。 (例:ダイエット 糖質制限 レシピ) |
初心者の場合は、まずはスモールキーワードから狙っていくのが定石です。
④競合サイトをチェックして勝算を確認する
候補となるキーワードで実際に検索し、上位に表示されているWebサイトを確認します。
大手企業や公的機関ばかりが上位を占めている場合は、別のキーワードを探すのが賢明です。
「この競合より、もっと価値のあるページを作れるか?」という視点で、勝算があるキーワードを選びましょう。
選んだキーワードを集客できるHP作りに落とし込む方法
キーワード選定は、リストを作って終わりではありません。
本当に重要なのは、そのキーワード群を、サイト全体のどこに、どのように配置するかという『構造設計』です。
たとえば、以下のように、キーワードの性質に合わせて配置するページを戦略的に設計します。
- ビッグキーワード
→トップページやカテゴリの最上位ページで、サイト全体の顔として包括的な情報を提供。(例:パーソナルジム) - ミドルキーワード
→サービスや商品紹介、ブログ記事などのページで、自社の具体的なサービス内容と結びつける。(例:パーソナルジム ダイエット) - スモールキーワード
→お役立ちコンテンツ(ブログ記事等)で、ユーザーの具体的な悩みを解決する。(例:産後ダイエット パーソナルジム 食事指導)
このようにキーワードに合わせてサイトを設計することで、ユーザーは知りたい情報に迷わずたどり着くことができます。
サイトへの信頼感や満足度が向上し、結果的にGoogleからの評価も高まります。
まとめ
最後に、今回の要点をまとめましょう。
- 検索キーワードとは、ユーザーを自社サイトに導くための「コンパス」。
- キーワード選定はHPへの「交通手段」、HPは目的地。
- キーワード選定(交通手段の確保)とHP(目的地の建築)は常にセットで考えるべき。
- 成果を出すには、選んだキーワードをHPに落とし込む「構造設計」が重要。
キーワード選定は、Web集客の重要な第一歩。
しかし、本当に重要なのは、その設計図を基に、成果の出るHPを構築し、運用していくことに他なりません。
ネット集客のCypherは、貴社のビジネスに最適なキーワード戦略の策定から、それを集客という“形”にするHP制作まで、一貫してサポートします。
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