- 「せっかく費用をかけたのに、一向にホームページからの新患が増えない…」
- 「ブログを頑張って書いているけど、アクセスすら集まらない…」
整骨院を経営されている先生方の中で、このような悩みを抱えている方は少なくありません。
「整骨院のSEO対策なんて、もう意味がないんじゃないか?」と感じてしまうのも無理はないでしょう。
しかし、整骨院のWeb集客においてSEO対策が全く意味ないわけではありません。
問題なのは、多くの整骨院が「間違ったSEO対策」に時間と費用を費やしてしまっている点にあります。
この記事では、整骨院の集客において、なぜ従来のSEO対策が「意味がない」と感じられてしまうのか、その具体的な理由を解説。
その上で、地域に根ざす整骨院が本当に注力すべき3つのWeb集客戦略を、ネット集客のCypherがご紹介します。
なぜ整骨院のSEO対策は「意味がない」と感じてしまうのか?
多くの整骨院がSEO対策で失敗してしまうのには、3つの明確な理由があります。
それは、整骨院という地域密着型ビジネスの特性と、Google検索の進化が大きく関係していることにあります。
【理由①】検索意図が「地域」に強く依存している
ユーザーが体を痛めて整骨院を探す時、どのようなキーワードで検索するか想像してみてください。例えば「腰痛 治し方」と検索する人は、まだ情報収集の段階にあり、すぐに来院する可能性は低いでしょう。
一方で、「〇〇市 整骨院」や「〇〇駅 肩こり」と検索する人は、「今すぐ行ける、近所の治療院」を探しています。
このように、整骨院を探すユーザーの検索意図のほとんどは、特定の地域情報と密接に結びついています。全国の誰にでも当てはまるような情報発信では、来院意欲の高い潜在顧客に響きにくいのです。
【理由②】Googleの検索結果の変化
試しに今、お使いのスマホやPCで「(あなたの地域名) 整骨院」と検索してみてください。
おそらく、検索結果の一番上には、Webサイトのリストではなく、地図と3つ(+広告枠1 つ)の整骨院の情報が表示されたはずです。
これはMEO(マップエンジン最適化)と呼ばれる領域で、Googleが「地域名+業種」の検索に対して、Webサイトよりも地図情報を優先して表示することを意味します。
いくらWebサイトのSEO対策を頑張っても、この最上部の目立つ枠に表示されなければ、来院意欲が高いユーザーの目に留まる機会は激減してしまいます。
【理由③】「症状名」のキーワードでは大手メディアに勝てない
「腰痛」や「肩こり」といった、いわゆるビッグキーワードで検索上位を目指したいと考える方もいるかもしれません。
しかし、この戦略の成功は極めて困難です。
これらの健康や医療に関するキーワードは、Googleが特に品質を重視するYMYL(Your Money or Your Life)領域に該当します。
そのため、検索結果は大学病院や大手製薬会社、国や自治体が運営するような、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)の非常に高いサイトで独占されているのが現状です。
個人経営の整骨院、ましてや開業して間もなければ、これらの強大なドメインパワーを持つサイトを相手に上位表示を勝ち取るのは、残念ながら現実的ではありません。
整骨院が注力すべき3つのWeb集客戦略

では、従来のSEO対策の限界を踏まえた上で、整骨院はWeb集客にどう取り組めば良いのでしょうか?
注力すべき3つの具体的な戦略をご紹介します。
MEO対策で「近所の見込み客」を独占する
前述の通り、地域での検索において最もユーザーの目に触れるのはGoogleマップの情報です。MEO対策は、今すぐ力を入れて取り組むべき施策と言えます。
MEOの基本は、Googleビジネスプロフィールの情報を徹底的に充実させることです。
基本情報を充実させる | 院名、住所、電話番号、営業時間に加え、サービス内容(保険・自費診療メニュー、料金など)を詳細かつ正確に記載する。 |
魅力的な写真を掲載する | 外観、内観、施術風景、スタッフの写真などを複数枚掲載し、院の雰囲気を伝える。 |
最新情報を定期的に発信する | 整骨院の紹介、専門性、お知らせなど、情報を継続的に更新する。 |
口コミを集め、丁寧に返信する | 患者さまに口コミ投稿を促す声かけを行う。投稿された内容には感謝の気持ちを込めてすべて返信する。 |
これらの情報を最適化し、Googleマップ上での上位表示を目指せば、「近所で整骨院を探している人」に発見される確率が格段に上がります。
また、MEO対策とSEO対策は相互に影響するため、MEO対策に注力することで、SEO対策にもプラスに働きます。
Cypherでは月2万円でMEO対策を代行いたしますので、お気軽にお問合せいただければと思います。
「地域名×ニッチな悩み」のブログで専門性をアピールする
一般的な症状名のキーワードで大手と戦う必要はありません。整骨院のブログで狙うべきは、より具体的でニッチなキーワードです。
ポイントは、「地域名×悩み×ターゲット」を掛け合わせることです。
- 例①:「〇〇市 産後 骨盤矯正 おすすめ」
- 例②:「△△駅 テレワーク 肩こり 専門」
- 例③:「□□区 交通事故治療 むちうち 夜」
このような具体的なキーワードで記事を作成すれば、競合が少なく上位表示されやすいだけでなく、「まさに自分のための情報だ!」と感じるような、非常に来院意欲の高いユーザーにアプローチできます。
あなたの整骨院の専門性を、本当に必要としている未来の患者さまに届けましょう。
来院前の「不安」を徹底的に解消するWebサイトを作る
MEOやブログで先生の院に興味を持ったユーザーは、最終的にWebサイトを訪れて来院するかどうかを判断します。この最後のステップで、ユーザーを逃さないことが重要です。
Webサイトの役割は、患者さまの来院に対する不安を限りなくゼロに近づけることです。
院内の様子を写真で伝える | 受付、待合室、施術ベッドなど、院内の清潔感や雰囲気がわかる写真を豊富に掲載する。 |
施術者(先生)の顔が分かるようにする | 経歴、資格、治療への想いを伝え、「どんな先生が施術するのか」という患者さまの不安を解消し、信頼感と親近感を築く。 |
料金体系を明確に示す | 保険診療と自費診療の違いや、各メニューの料金を分かりやすく提示する。 |
患者さまの声を掲載する | 写真付きの具体的な改善事例や、患者さま手書きのアンケートなどを載せて、説得力を高める。 |
予約までの導線をスムーズにする | 患者さまが迷わずすぐに予約できるように、ボタンの配置など導線設計を工夫し、取りこぼしを防ぐ。 |
このような情報を通じて、「ここなら安心して任せられそう」と感じてもらうことが、来院への最後の一押しになります。
まとめ
「整骨院のSEO対策は意味がない」と感じてしまう根本的な原因は、Web集客で戦うべき土俵を間違えていることにあります。
全国の競合や大手メディアを相手に消耗するのではなく、先生の院が本当に価値を提供できる「地域」に目を向けましょう。
- MEO対策で、近所で探している人にまず見つけてもらう。
- ニッチなブログ記事で、深い悩みを抱える人の専門家として認知される。
- 不安を解消するWebサイトで、安心して来院の決断をしてもらう。
この3つの施策を連動させることで、集客の軸は「広さ」から「近さ」へシフトします。
これこそが、整骨院に求められるWeb集客戦略の形と言えるでしょう。
Cypherでは、来院につながるホームページを作成します。
HP集客に行き詰まっている方、SEO対策といっても何から始めればいいかわからない方は、お気軽にお問い合わせください。
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